連載 ◆ 新連載 見落とし症例から学ぶ胃癌内視鏡検査
連載を始めるにあたって
山本 頼正
1
1因島総合病院
pp.112-115
発行日 2024年12月20日
Published Date 2024/12/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000003326
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2022年度の厚生労働省の人口動態統計では,胃癌は部位別がん死亡数において肺癌,大腸癌に次いで3位であり,いまだ年間約4.1万人が死亡する本邦における主要な癌腫の一つである.胃癌の5年生存率は進行癌では62.6%であるが,早期癌では98.7%と高く,年代的な推移をみても早期癌は1950年代から診断され,その当時から5年生存率は82.4%で,1960年代には90%を超えている.このことから胃癌死を減少させるには胃癌を早期に診断し,治療を行うことが最も重要であることは周知の事実である.
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