連載 ドクターGとドクターS ~「Generalist⇄Specialist」連携のポイント~
連載を始めるにあたり
木村 琢磨
1,2
1埼玉医科大学総合診療内科
2HAPPINESS館クリニック
pp.139-139
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika128_139
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わが国では高齢者が増加し,multimorbidity(複数の疾患を併存し診療の中心となる疾患が設定しにくい状態)の患者が一般的になりつつある.そのため患者は,とくに慢性期には複数の医師・医療機関へ通院していることが多い.内科医は “主治医” として,安定期となった患者を専門診療科から引き継いだり,専門診療科と連携して患者を診療する必要がある.しかし,“主治医” である内科医がどのような診療を行い,専門診療科と連携すべきかについては明確にされていない.
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