特集 消化器がん薬物療法
第2部 消化器領域の希少がんに対する化学療法 2章 消化管間葉系腫瘍
平野 秀和
1
1国立がん研究センター中央病院消化管内科
キーワード:
KIT
,
PDGFRA
,
野生型GIST
,
イマチニブ
,
ドラッグ・ロス
Keyword:
KIT
,
PDGFRA
,
野生型GIST
,
イマチニブ
,
ドラッグ・ロス
pp.1185-1192
発行日 2024年8月9日
Published Date 2024/8/9
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000003175
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消化管間葉系腫瘍のうち,最も頻度が高く臨床的に問題になるのが,消化管間質腫瘍(gastrointestinal stromal tumor;GIST)である.GISTは,消化管蠕動運動のペースメーカー細胞として知られるCajal介在細胞への分化能を有する細胞から発生する.希少がんに属する疾患であるが,分子生物学的特性に基づく治療開発が進んでいる.本稿では,GISTの疫学,臨床病理学的特徴,分子生物学的特性および治療戦略について概説する.
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