Japanese
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特集 癌化学療法レジメンの選択とその根拠:消化器癌
GIST再発例の化学療法レジメン
Chemotherapy for metastatic GISTs
神田 達夫
1
,
大橋 学
1
,
中川 悟
1
,
畠山 勝義
1
Kanda Tatsuo
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器・一般外科学分野
キーワード:
GIST
,
イマチニブ
,
分子標的治療
,
KIT
Keyword:
GIST
,
イマチニブ
,
分子標的治療
,
KIT
pp.1081-1087
発行日 2003年8月20日
Published Date 2003/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101476
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GISTはこれまで再発すると外科的切除以外には有効な治療法がなかった.最近,チロシンキナーゼの分子標的薬として開発されたメシル酸イマチニブ(グリベック(R))がGISTに対して高い効果を示すことが明らかにされた.米国における第Ⅱ相臨床試験では奏効率54%,1年生存率88%という結果であった.服用後の悪心,浮腫,筋肉痛,皮疹,白球球減少など,いくつか特徴的な副作用はあるものの,比較的容易に対応可能である.現在,効果が期待できる唯一の薬剤であり,イマチニブが再発GISTの第一選択薬と思われる.日本ではまだ保険適用でなく,使用は専門家による十分な情報提供のもと,慎重に行われなければならない.
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