特集 消化器がん薬物療法
第1部 各臓器がんにおける現在の標準治療と今後の展望 3章 膵癌 Ⅱ 切除不能膵癌に対する化学療法 3.課題と今後の展望
大場 彬博
1
1静岡県立静岡がんセンター
キーワード:
化学療法
,
標的治療
,
免疫療法
,
細胞療法
,
放射線治療
Keyword:
化学療法
,
標的治療
,
免疫療法
,
細胞療法
,
放射線治療
pp.1084-1087
発行日 2024年8月9日
Published Date 2024/8/9
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000003154
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
切除不能膵癌における最大の課題は,最新の治療戦略をとっても全生存期間が1~2年である予後不良な疾患であるという点である.これにはいくつかの膵癌の生物学的特性が関与しており,それを克服することを目的とした開発も複数行われているが,未だ大幅に予後を改善するような結果は得られていない.本稿では切除不能膵癌の課題,問題点を明らかにし,現在進行中の開発や今後の展望について概説したい.
Copyright © 2024, Nihon Medical Centers, Inc. All rights reserved.