特集 大腸内視鏡治療―CP/EMR/ESD/Underwater 関連手技の今
1.総論(1)内視鏡治療の適応と内視鏡診断 Up to Date
唐渡 修一郎
1
,
斎藤 彰一
1
,
鈴木 桂悟
1
,
千野 晶子
1
,
五十嵐 正広
1
,
高松 学
2
1がん研究会有明病院下部消化管内科
2がん研究会有明病院病理部
キーワード:
ESD適応拡大病変
,
JNET分類
,
pit pattern分類
,
endocytoscopy
,
EC分類
Keyword:
ESD適応拡大病変
,
JNET分類
,
pit pattern分類
,
endocytoscopy
,
EC分類
pp.607-615
発行日 2024年5月20日
Published Date 2024/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000003043
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大腸腫瘍性病変に対する内視鏡治療は,予測される組織型,大きさ,形態によって異なるため,それぞれに対して適切な治療法を選択する必要がある.本稿ではこれらの治療選択基準と,今後のESD適応拡大の可能性について概説するとともに,診断体系としてすでに確立されているJNET分類,pit pattern分類,また新たなモダリティとして期待される超拡大内視鏡観察によるEC分類にも触れる.またAIによる内視鏡診断もデータの蓄積により精度が増しており,内視鏡分野の進歩はめざましい.それらの技術を適切に使用するためには,われわれも引き続き最新の知見をupdateしていく必要がある.
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