特集 IBD診療―ますます増えた薬剤の選択とさらなる進化の展望
1.治療薬の使い分けの総論と各論(3)IBDにおける免疫異常と分子標的薬の使い分けのrationale
高川 哲也
1
,
新﨑 信一郎
2
1兵庫医科大学臨床研究支援センター/炎症性腸疾患センター
2兵庫医科大学臨床研究支援センター/医学部消化器内科学講座
キーワード:
炎症性腸疾患
,
潰瘍性大腸炎
,
クローン病
,
分子標的薬
Keyword:
炎症性腸疾患
,
潰瘍性大腸炎
,
クローン病
,
分子標的薬
pp.134-139
発行日 2024年1月20日
Published Date 2024/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002925
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炎症性腸疾患(IBD)の病態の分子メカニズムがひもとかれつつあり,病態に関与するサイトカインであるTNF,IL-23や,サイトカインのシグナル伝達分子であるJAK,接着分子のインテグリンを標的とすることでIBDの治療成績は向上してきている.今後は分子標的薬2剤を同時に用いたり,近年活発化している腸内細菌叢をターゲットとした治療法により,IBD治療はさらに発展していくであろう.
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