特集 黄疸を極める
4.胆汁うっ滞性黄疸(3)胆石と黄疸
朝川 大暉
1
,
竹中 喬紀
1
,
田中 宏樹
1
,
松﨑 晋平
1
1鈴鹿中央総合病院消化器内科
キーワード:
胆汁うっ滞性黄疸
,
総胆管結石症
,
Mirizzi症候群
,
肝内結石症
Keyword:
胆汁うっ滞性黄疸
,
総胆管結石症
,
Mirizzi症候群
,
肝内結石症
pp.297-302
発行日 2023年2月20日
Published Date 2023/2/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002541
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黄疸は体質性黄疸を除くと肝前性黄疸,肝細胞性黄疸,胆汁うっ滞性黄疸の三つに分類される.胆汁うっ滞性黄疸のなかで,胆石により閉塞性黄疸を呈する疾患として,総胆管結石症,Mirizzi症候群,肝内結石症がある.診断には腹部超音波検査,CT,MRCP,EUSが有用であり,治療としてERCP,経皮経肝胆道ドレナージ,超音波内視鏡下胆管ドレナージなどの選択肢がある.治療方法については,感染の有無と重症度,背景疾患,ADLなどから総合的に勘案すべきである.
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