発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005061234
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体外衝撃波結石破砕療法(ESWL)は,胆嚢温存療法として非侵襲性や有効性からその有用性は高く評価できる.胆嚢結石のESWLの適応を80%以上の消失率とすると,コレステロール石である1型胆石単数個あるいはI a型がこの条件を満たし,また,高齢者では胆汁濃縮力が落ちることから胆石再発が少なくなりよい適応である.胆管結石に対するESWL治療は内視鏡治療では困難な結石を内視鏡的除去が容易になるように細片化することにあり,必要最小限の内視鏡挿入回数で確実な結石除去を行うことが目標である.肝内結石に対するESWLによる治療目標は内視鏡治療を可能にしたり,あるいは内視鏡治療の回数を軽減したりすることにある
©Nankodo Co., Ltd., 2005