特集 膵癌の早期診断 ―診療ガイドラインの改訂を踏まえて
1．膵癌の早期診断はなぜ必要か
花田 敬士
1
1JA尾道総合病院消化器内科
キーワード：
膵癌
,
早期診断
,
病診連携
Keyword:
膵癌
,
早期診断
,
病診連携
pp.127-130
発行日 2023年1月20日
Published Date 2023/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002503
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膵癌の予後は依然として不良とされているが，腫瘍径が1 cm以下の場合は長期の予後が期待されることが報告されており，今後の予後改善には早期診断が必要不可欠である．また現在，臨床現場から早期診断された貴重な膵癌の症例は，今後の病診連携システムおよび対策型を含めた検診体制の構築，新規マーカーの開発，発癌スキームの解明を具現化する上で必要不可欠なツールである．
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