特集 膵疾患の診断・治療の進歩
最新のトピックス 膵癌の早期診断を目指して
花田 敬士
1
,
清水 晃典
,
栗原 啓介
1JA広島厚生連尾道総合病院 消化器内科
キーワード:
危険因子
,
膵臓腫瘍
,
内視鏡的逆行性胆道膵管造影
,
糖尿病
,
アルゴリズム
,
診療ガイドライン
,
腫瘍の早期診断
,
超音波内視鏡下穿刺吸引法
,
内視鏡的経鼻的膵管ドレナージ
,
病診連携
Keyword:
Cholangiopancreatography, Endoscopic Retrograde
,
Algorithms
,
Practice Guidelines as Topic
,
Pancreatic Neoplasms
,
Diabetes Mellitus
,
Risk Factors
,
Endoscopic Ultrasound-Guided Fine Needle Aspiration
,
Early Detection of Cancer
pp.977-981
発行日 2020年8月1日
Published Date 2020/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020360710
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<Headline>1 「膵癌診療ガイドライン2019年版」に記載された危険因子を有する場合、積極的に腹部超音波(US)を施行することが重要である。2 膵管拡張、膵嚢胞性病変は膵癌早期発見の重要な間接所見である。3 糖尿病の初発および増悪に遭遇した場合は、膵に関する画像診断を積極的に行う。4 US、CTによる"腫瘤の同定"に加えて超音波内視鏡(EUS)、MRCPによる"膵管の異常"を確認する診断アルゴリズムが重要である。5 膵癌早期診断に関する病診連携を生かしたプロジェクトが一定の成果を上げている。
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