特集 肝の超音波を知り尽くす ―肝腫瘍の診断と治療支援
2.穿刺診断と治療支援(2)治療支援 b.術中超音波/Indocyanine Green蛍光システムを用いたナビゲーション肝切除
楊 知明
1
,
西野 裕人
1
,
小木曾 聡
1
,
石井 隆道
1
,
瀬尾 智
2
,
波多野 悦朗
1
1京都大学外科(肝胆膵・移植外科)
2京都桂病院外科
キーワード:
肝切除
,
ナビゲーション
,
術中超音波
Keyword:
肝切除
,
ナビゲーション
,
術中超音波
pp.1725-1730
発行日 2022年11月20日
Published Date 2022/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002455
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肝切除は肝癌治療における最も根治的な治療のうちの一つである.近年,肝臓外科において,術前シミュレーションは必須のものとなったが,手術時の体位や手術操作による肝臓の術中の動的変化には対応が困難である.加えて再肝切除症例など,術前のイメージングとのギャップに難渋する症例も存在する.したがって,過不足ない肝切除の遂行にはリアルタイムナビゲーションが必要である.従来行われてきた術中超音波(IOUS)に加え,インドシアニングリーン(indocyanine green;ICG)蛍光システムを用いることにより,より“precise”な肝切除が可能になる.
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