食道疾患の診療
Ⅱ 胃食道逆流症の診療 5 胃食道逆流症の非薬物療法
島村 勇人
1
,
田邊 万葉
1
,
年森 明子
1
,
鬼丸 学
1
,
井上 晴洋
1
1昭和大学江東豊洲病院消化器センター
キーワード:
胃食道逆流症
,
薬物治療抵抗性胃食道逆流症
,
噴門形成術
Keyword:
胃食道逆流症
,
薬物治療抵抗性胃食道逆流症
,
噴門形成術
pp.1039-1045
発行日 2022年8月10日
Published Date 2022/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002303
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胃食道逆流症(gastroesophageal reflux disease;GERD)患者のほとんどが内科的治療で食道粘膜傷害の治癒や症状の改善が得られる.内科的治療の第一選択はプロトンポンプ阻害薬(proton pump inhibitor;PPI)であるが,酸逆流抑制効果が強力かつ即効性を有するボノプラザン(potassium―competitive acid blockers;P―CAB)が登場し,PPI抵抗性GERDに対しても有効である症例が増えている.ただし,それでも治療に効果不応な薬物治療抵抗性GERDが少なからず存在する.そのような場合には内視鏡的治療や外科的治療が考慮される.本稿では,薬物治療抵抗性GERDに対して行われている内視鏡的治療を中心に概説する.
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