透析患者の消化管疾患AtoZ 各論
4.食道 2 胃食道逆流症
本郷 道夫
1
1東北大学名誉教授
キーワード:
逆流性食道炎
,
胃食道逆流症
,
プロトンポンプ阻害薬
,
透析患者
Keyword:
逆流性食道炎
,
胃食道逆流症
,
プロトンポンプ阻害薬
,
透析患者
pp.987-989
発行日 2021年8月25日
Published Date 2021/8/25
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001851
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胃食道逆流症(gastro―esophageal reflux disease;GERD)は,酸性胃内容物が下部食道に逆流することによって起こる①胸やけ・呑酸などの不快症状,②下部食道粘膜を中心とする酸消化性病変(びらん・潰瘍)のいずれか,もしくは両方を呈する病態と定義される.すなわち,胸やけなどの逆流関連症状,内視鏡的に確認される逆流性食道炎のいずれかがあるものであり,逆流性食道炎より広い概念となる.したがって,GERDの疫学は逆流性食道炎の疫学より広範囲になる.
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