特集 内視鏡検査で大腸癌の見落としゼロを目指して
2.見落とさないための工夫(5)BLI/LCIによる観察で見落としゼロへ
笹部 真亜沙
1
,
池松 弘朗
1
,
砂川 弘憲
1
,
村野 竜朗
1
,
新村 健介
1
1国立がん研究センター東病院消化管内視鏡科
キーワード:
BLI (Blue LASER Imaging)
,
LCI (Linked Color Imaging)
Keyword:
BLI (Blue LASER Imaging)
,
LCI (Linked Color Imaging)
pp.665-669
発行日 2022年5月20日
Published Date 2022/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002211
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全大腸内視鏡検査は大腸腫瘍性病変発見のための最も信頼性の高い検査として位置づけられているものの,白色光(White Light Imaging;WLI)観察では約25%の大腸病変の見落としが存在することが報告されている.BLI (Blue LASER Imaging)観察やLCI (Linked Color Imaging)観察は,病変の見落としを減らすことができ,さらにLCI観察は視野が明るく,前処置不良症例でも観察しやすいといった特徴がある.今回はBLI/LCIについての簡単な説明と,それらを用いた大腸病変の発見に関するこれまでの報告を示すとともに,実際の症例を提示する.
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