特集 内視鏡検査で胃癌見落としゼロを目指して
1 .総論(2)胃癌を見落とさないために d.AI を用いた内視鏡検査の現状と今後
平澤 俊明
1
,
池之山 洋平
2
,
石岡 充彬
1
,
並河 健
1
,
多田 智裕
3,4
,
藤崎 順子
1
1がん研有明病院消化器内科
2三重大学医学部付属病院消化器・肝臓内科
3ただともひろ胃腸科肛門科
4株式会社AIメディカルサービス
キーワード:
人工知能
,
上部消化管内視鏡
,
胃癌
,
存在診断
,
質的診断
Keyword:
人工知能
,
上部消化管内視鏡
,
胃癌
,
存在診断
,
質的診断
pp.1277-1284
発行日 2021年8月20日
Published Date 2021/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001937
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内視鏡検査における,見逃し胃癌は少なくない頻度でみられ,今後解決すべき問題である.一方,人工知能(AI)を用いた画像認識は,機械学習とディープラーニングという革新的技術により飛躍的に発展した.胃癌診療でもAIによる内視鏡観察部位診断,胃癌の存在診断・質的診断の研究が進められおり,医師と同等レベルの精度が報告されている.胃癌見落としゼロを目指すには,人間の力だけではなく,AIの支援が有用であり,AIの導入により均てん化された質の高い内視鏡検査が期待される.
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