特集 〈最新〉NAFLD/NASH 診療ガイドラインを読む
6 .NAFLD/NASH の画像診断
米田 正人
1
,
本多 靖
1
,
野上 麻子
1
,
斉藤 聡
1
,
中島 淳
1
1横浜市立大学大学院医学研究科肝胆膵消化器病学
キーワード:
NAFLD
,
線維化
,
エラストグラフィ
,
フィブロスキャン
Keyword:
NAFLD
,
線維化
,
エラストグラフィ
,
フィブロスキャン
pp.745-754
発行日 2021年6月20日
Published Date 2021/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001818
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日米欧の診療ガイドラインにおいてNASHの診断,進行度の判定に肝生検はGold standardであるが,侵襲的な検査である肝生検はサンプリングエラーや合併症,コストの問題などがあり,すべてのNAFLD患者に施行することは不可能である.NAFLD/NASHの診療にとって肝脂肪量,線維化程度を評価することは診断のみならず治療方針の決定や治療効果の判定の際に最も重要な評価項目である.肝線維化評価のための超音波エラストグラフィやMRエラストグラフィ,肝脂肪を評価するMRIのPDFF法,フィブロスキャンのCAP法などを活用して肝生検を行うべきNAFLD患者を拾い上げ,また臨床経過に応じ適時フォローアップを行うことが望まれる.
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