連載 薬の知識
ラムシルマブ(サイラムザ®)―肝細胞癌への適用について
上嶋 一臣
1
,
工藤 正俊
1
1近畿大学医学部消化器内科
キーワード:
肝細胞癌
,
ラムシルマブ
,
二次治療
Keyword:
肝細胞癌
,
ラムシルマブ
,
二次治療
pp.333-336
発行日 2020年2月20日
Published Date 2020/2/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001088
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分子標的薬の登場により,肝細胞癌診療は大きく変化した.肝細胞癌に対する二次治療薬としてレゴラフェニブに続き,ラムシルマブが使用可能となった.ラムシルマブは肝細胞癌に対するはじめての点滴静注製剤であり,ほかのキナーゼ阻害薬と比較して副作用がマイルドであることが特徴である.本稿ではラムシルマブについて,臨床成績およびその使用の実際について概説する.
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