特集 ガイドラインに基づいた内視鏡診療
11.「EPLBD 診療ガイドライン」の要点と実際
殿塚 亮祐
1
,
土屋 貴愛
1
,
糸井 隆夫
1
1東京医科大学臨床医学系消化器内科学分野
キーワード:
胆管結石
,
内視鏡的乳頭ラージバルーン拡張術
,
ガイドライン
,
内視鏡的胆道結石除去術
,
内視鏡的逆行性胆管膵管造影
Keyword:
胆管結石
,
内視鏡的乳頭ラージバルーン拡張術
,
ガイドライン
,
内視鏡的胆道結石除去術
,
内視鏡的逆行性胆管膵管造影
pp.87-92
発行日 2019年12月20日
Published Date 2019/12/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001023
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近年,巨大な総胆管結石や積み上げ結石に対して,直径12 mm 以上の大バルーンを用いるEPLBD (endoscopic papillary large balloon dilation)が開発され,その有用性が多数報告され,本邦も含めた全世界で普及している.そして2017 年に,EPLBD を安全かつ確実に実施するために「EPLBD 診療ガイドライン」が日本消化器内視鏡学会より上梓された.本ガイドラインでは,定義と適応,手技,特殊な症例への対処,偶発症,治療成績,術後経過観察の六つの項目についての21個の Clinical Question( CQ)が作成され,本稿ではこのガイドラインの要点とその実際について述べる.
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