特集 ガイドラインに基づいた内視鏡診療
10.「EST 診療ガイドライン」に基づく診療の実際
良沢 昭銘
1
,
水出 雅文
1
,
谷坂 優樹
1
,
原田 舞子
1
,
小川 智也
1
,
野口 達矢
1
1埼玉医科大学国際医療センター消化器内科
キーワード:
内視鏡的乳頭括約筋切開術
,
ガイドライン
,
内視鏡的逆行性膵胆管造影
,
日本消化器内視鏡学会(JGES)
Keyword:
内視鏡的乳頭括約筋切開術
,
ガイドライン
,
内視鏡的逆行性膵胆管造影
,
日本消化器内視鏡学会(JGES)
pp.81-86
発行日 2019年12月20日
Published Date 2019/12/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001022
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内視鏡的乳頭括約筋切開術(endoscopic sphincterotomy;EST)は総胆管結石に対する標準的治療として行われるほか,各種胆膵内視鏡治療や診断に際して適応がある.EST を安全かつ確実に実施するためには,基本的な指針が必要である.日本消化器内視鏡学会は,科学的な手法で作成した基本的な指針として,「EST 診療ガイドライン」を作成した.本ガイドラインでは,適応,手技,特殊な症例への対処,偶発症,治療成績,術後経過観察の六つの項目について計23 個のClinical Question( CQ)を作成し,各CQ に対するステートメントと解説文という形で構成されている.本稿では本ガイドラインに基づいた診療の実際について述べる.
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