Japanese
English
臨床報告
腹部鈍的外傷により十二指腸破裂および胆管狭窄をきたした1例
A case of bile duct stricture with duodenal rupture due to blunt abdominal trauma
山崎 泰男
1
,
三毛 牧夫
2
,
阿保 七三郎
2
,
北村 道彦
2
,
橋本 正治
2
,
泉 啓一
2
1秋田大学医学部第2外科
2公立角館総合病院外科
キーワード:
胆管狭窄
,
十二指腸破裂
,
腹部鈍的外傷
Keyword:
胆管狭窄
,
十二指腸破裂
,
腹部鈍的外傷
pp.1353-1356
発行日 1994年10月20日
Published Date 1994/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901661
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はじめに
交通外傷,労働災害などの腹部鈍的外傷の増加に伴い,外傷性十二指腸破裂は増加の傾向にある1,2).しかし,腹部外傷による肝外胆管狭窄例の報告は少なく,診断の遅延,発生機序の解明など多くの問題を含んでいる.今回われわれは,十二指腸破裂に加えて胆管狭窄を伴った症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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