特集 大腸ポリープ取り扱いのUp to Date
2 .6 mm~10 mm のポリープ(1)Cold polypectomy を安全に施行するための術前診断
畑森 裕之
1
,
斎藤 彰一
1
,
井出 大資
1
,
千野 晶子
1
,
五十嵐 正広
1
1がん研有明病院下部消化管内科
キーワード:
大腸ポリープ
,
コールドスネアポリペクトミー
,
JNET 分類
Keyword:
大腸ポリープ
,
コールドスネアポリペクトミー
,
JNET 分類
pp.1105-1111
発行日 2019年7月20日
Published Date 2019/7/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000877
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昨今,10 mm 以下の大腸ポリープに対する内視鏡切除の方法として,高周波電流を用いずにスネアで機械的に病変を摘除するcold snare polypectomy(CSP)が広く普及している.CSP の対象病変は10 mm 以下の癌を疑わない無茎性あるいは亜有茎性病変であり,癌を疑う病変は従来どおりの高周波電流を使用した内視鏡切除を行う必要がある.大腸病変の内視鏡診断の基本は通常白色光観察であり,白色光観察に引き続きNBI 拡大観察,色素拡大観察を行うことで腫瘍・非腫瘍の鑑別,あるいは腺腫・癌の鑑別が可能となる.
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