炎症性腸疾患診療のupdate
Ⅴ 炎症性腸疾患の内科治療 ⑭栄養療法
佐々木 雅也
1,2
,
.馬場 重樹
2
1滋賀医科大学医学部看護学科基礎看護学講座(生化・栄養)
2滋賀医科大学医学部附属病院栄養治療部
キーワード:
炎症性腸疾患
,
栄養療法
,
経腸栄養
,
静脈栄養
Keyword:
炎症性腸疾患
,
栄養療法
,
経腸栄養
,
静脈栄養
pp.869-875
発行日 2019年5月25日
Published Date 2019/5/25
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000818
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炎症性腸疾患では,経口摂取の不良,炎症によるエネルギー消費量の亢進,消化吸収障害,タンパク漏出,異化亢進などの要因が複合的に関わり,悪化するとタンパク・エネルギー低栄養状態(protein energy malnutrition;PEM)に陥る.したがって,クローン病(CD),潰瘍性大腸炎(UC)ともに,栄養管理が重要な疾患である.さらにCD の栄養療法は,寛解導入療法,寛解維持療法としての意義もある.ここでは,最新の知見を踏まえた炎症性腸疾患の栄養療法について概説する.
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