特集 肥満と消化器
4 .肥満の治療(3)外科・内視鏡治療
網木 学
1
,
関 洋介
1
,
笠間 和典
1
1四谷メディカルキューブ減量・糖尿病外科センター
キーワード:
減量手術
,
腹腔鏡下スリーブ状胃切除術
,
内視鏡下胃内バルーン留置術
Keyword:
減量手術
,
腹腔鏡下スリーブ状胃切除術
,
内視鏡下胃内バルーン留置術
pp.443-447
発行日 2019年3月20日
Published Date 2019/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000717
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肥満症治療では食事療法や運動療法,薬物療法などの内科治療が一般的に行われるが,高度肥満者では十分な治療効果が得られないことが多い.肥満がより深刻な問題である欧米では,以前より外科治療(減量手術,バリアトリックサージェリー)が広く行われており,2016 年には世界で68 万件以上の外科治療が行われた.一方,日本では外科治療の件数は未だ少ないものの,2014 年に腹腔鏡下スリーブ状胃切除術(laparoscopic sleeve gastrectomy;LSG)が保険収載され,今後,さらに普及が進むものと予想される.本稿では,世界と日本における減量手術の歴史と現状,臨床成績,今後の課題について解説する.
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