特集 ガイドラインに基づいた肝癌診療
1.肝癌サーベイランス(3)肝癌サーベイランスのための画像検査
鶴崎 正勝
1
,
祖父江 慶太郎
2
,
村上 卓道
2
1近畿大学医学部放射線医学教室放射線診断学部門
2神戸大学大学院医学研究科内科学系放射線診断学分野
キーワード:
肝細胞癌
,
慢性肝炎
,
肝硬変
,
画像診断
Keyword:
肝細胞癌
,
慢性肝炎
,
肝硬変
,
画像診断
pp.599-604
発行日 2018年5月20日
Published Date 2018/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000345
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画像診断機器の進歩によって,現在肝細胞癌の診断は画像診断を中心に腫瘍マーカーを補助的に用いて行われ画像診断をもって確定診断としている.この領域ではGd‒EOB‒DTPA やSPIO,超音波用造影剤など,診断薬剤の進歩が診断能向上に与える影響が大きく,とくにGd‒EOB‒DTPA の登場は診断体系をも変化させてきている.2017 年「科学的根拠に基づく肝癌診療ガイドライン」の改訂が行われた.本項ではこのガイドラインに沿って,肝癌サーベイランスのための画像検査について解説する.
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