肝癌治療のエビデンスとガイドライン
診断およびサーベイランスのアルゴリズム
建石 良介
1
,
小池 和彦
1東京大学 大学院医学系研究科
キーワード:
肝細胞癌
,
危険因子
,
MRI
,
腫瘍マーカー
,
超音波診断
,
アルゴリズム
,
腹部CT
Keyword:
Algorithms
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Risk Factors
,
Ultrasonography
,
Biomarkers, Tumor
pp.839-842
発行日 2014年8月1日
Published Date 2014/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014279929
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肝細胞癌は高危険群の設定が容易な癌であるために,わが国では広くサーベイランスが行われている.サーベイランスは,腹部超音波検査に腫瘍マーカーを組み合わせて行うことが推奨されている.確定診断にはダイナミックCT/MRIを用い,典型的肝細胞癌像(動脈相で高吸収域として描出され,門脈・平衡相で周囲肝実質と比較して相対的に低吸収域となる結節)を認めた場合は,治療方針決定にすすむ.
©Nankodo Co., Ltd., 2014