特集 ガイドラインに基づいた肝癌診療
1.肝癌サーベイランス(2)肝癌サーベイランス・診断アルゴリズム
建石 良介
1
1東京大学大学院医学系研究科がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン・消化器内科学
キーワード:
肝細胞癌高危険群
,
ダイナミックスタディ
,
早期造影効果
,
後期washout
,
Gd‒EOB MRI
Keyword:
肝細胞癌高危険群
,
ダイナミックスタディ
,
早期造影効果
,
後期washout
,
Gd‒EOB MRI
pp.593-597
発行日 2018年5月20日
Published Date 2018/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000344
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肝細胞癌は,高危険群の設定が容易な癌であり,慢性ウイルス肝炎患者,非ウイルス性肝硬変患者を対象に早期発見を目的として,超音波検査に腫瘍マーカーを組み合わせたサーベイランスが行われる.超音波で腫瘍が描出された場合,dynamic CT あるいはMRI を撮影し,鑑別診断を行う.近年Gd‒EOB MRI が登場して早期濃染・後期washout を伴わないような症例でも肝細胞癌の画像診断が可能となった.
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