特集 慢性便秘―新たな分類と病態・診断・治療
5.治療(3)上皮機能変容薬
岡 政志
1
1埼玉医科大学総合医療センター消化器・肝臓内科
キーワード:
上皮機能変容薬
,
ルビプロストン
,
リナクロチド
,
ナルデメジン
,
エロビキシバット
Keyword:
上皮機能変容薬
,
ルビプロストン
,
リナクロチド
,
ナルデメジン
,
エロビキシバット
pp.405-410
発行日 2018年3月20日
Published Date 2018/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000289
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慢性便秘症に最近新薬が続けて出てきている.そのなかで,ルビプロストンやリナクロチドは小腸粘膜細胞に働きかけて,小腸での水分量を増加させて便秘治療を行うもので上皮機能変容薬に分類される.高齢者や向精神薬服用者といった難治性の便秘症にも効果がある.ほかにも,従来とは異なる機序で便秘治療に役立つ新薬があり,これらについて解説する.
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