特集 慢性便秘―新たな分類と病態・診断・治療
5.治療(4)漢方治療
眞部 紀明
1
,
鎌田 智有
2
,
春間 賢
3
1川崎医科大学検査診断学(内視鏡・超音波)
2川崎医科大学検査診断学(内視鏡・超音波)健康管理学
3川崎医科大学検査診断学(内視鏡・超音波)総合医療センター総合内科学2
キーワード:
慢性便秘
,
漢方薬
,
副作用
,
エビデンス
Keyword:
慢性便秘
,
漢方薬
,
副作用
,
エビデンス
pp.411-416
発行日 2018年3月20日
Published Date 2018/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000290
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慢性便秘の治療目標は排便のコントロールだけではなく,腹部膨満感や腹痛などの排便周辺症状のコントロールも重要である.この治療目標を考慮すると,薬理作用点の多い漢方治療の適応となる慢性便秘症例も決して少なくない.本稿では,慢性便秘治療として漢方治療に焦点を絞り,その使い方および注意点を中心に概説した.今後,ますます進む超高齢社会に伴い慢性便秘患者数はさらに増加することが予測され,同時に漢方治療の需要も高まっていくものと思われる.
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