報告
集中治療領域における便秘のフローチャート作成前後での排便状況比較
西村 雄二
1
,
鈴木 美希
2
,
中桐 啓太郎
3
Yuji Nishimura
1
,
Miki Suzuki
2
,
Keitaro Nakagiri
3
1大阪府済生会大阪北リハビリテーション病院 栄養管理室
2大阪府済生会大阪北リハビリテーション病院 薬局
3大阪府済生会中津病院 心臓血管外科
キーワード:
便秘
,
フローチャート
,
集中治療室
,
エロビキシバット
,
ルビプロストン
,
ポリエチレングリコール4000
Keyword:
便秘
,
フローチャート
,
集中治療室
,
エロビキシバット
,
ルビプロストン
,
ポリエチレングリコール4000
pp.811-815
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.32118/cn145060811
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便秘の発生は,集中治療領域において高頻度でみられる.集中治療室に入室する患者を対象に,便秘の評価と院内採用の緩下剤選択を栄養ルート別に示した便秘のフローチャートを作成し,フローチャート作成前後での排便状況を比較したので報告する.集中治療室で3日以上入室した患者を対象にフローチャート作成前後の2群に分けて,症例数,診療科,初回排便日数を比較した.対象は263名(作成前群158名 vs. 作成後群105名),フローチャート作成前後の初回排便日数に有意差は認めないが,サブグループ解析の結果,フローチャート活用割合の高い脳神経外科で初回排便までの日数を短縮することが認められた.
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