特集 患者満足度の高い便秘診療
便秘を治療する
【薬物治療】
末梢型オピオイド受容体拮抗薬の使い方—ナルデメジンの緩和医療における位置づけ
結束 貴臣
1,2
,
吉原 努
1,2
,
岩城 慶大
2
1横浜市立大学附属病院緩和医療科
2横浜市立大学医学部医学科肝胆膵消化器病学教室
キーワード:
オピオイド誘発性便秘
,
ナルデメジン
,
弱オピオイド
,
タペンタドール
Keyword:
オピオイド誘発性便秘
,
ナルデメジン
,
弱オピオイド
,
タペンタドール
pp.1491-1496
発行日 2020年8月10日
Published Date 2020/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227131
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Point
◎緩和期の便秘では,オピオイド誘発性とそれ以外の原因に注意する.
◎末梢型オピオイド受容体拮抗薬(ナルデメジン)は,オピオイド誘発性便秘の治療に有用である.
◎ナルデメジンは非がん患者,高齢者,中等度腎機能障害患者に対しても有用である.
◎弱オピオイド(トラマール®,ワントラム®,トラムセット®)でもオピオイド誘発性便秘は起こる.
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