特集 GERD 診療2018―現状と課題
4 .GERD の治療(3)外科治療
小熊 潤也
1
,
小澤 壯治
1
,
数野 暁人
1
,
新田 美穂
1
,
二宮 大和
1
,
谷田部 健太郎
1
1東海大学医学部消化器外科
キーワード:
GERD
,
噴門形成術
,
腹腔鏡下手術
Keyword:
GERD
,
噴門形成術
,
腹腔鏡下手術
pp.311-315
発行日 2018年2月20日
Published Date 2018/2/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000260
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内科的治療に不応なGERD や食道裂孔ヘルニアを合併したGERD 患者に対して,胃食道逆流を防止する外科治療が選択される場合がある.現在は低侵襲な腹腔鏡下手術が主流で,噴門形成の方法は胃底部を腹部食道に270°巻き付けるToupet 法が多くの施設で行われている.近年,24 時間食道インピーダンス,pH モニタリングにより胃食道逆流の評価がより精緻になり,GERD のより具体的な手術適応基準の確立が望まれるとともに,欧米や本邦で臨床研究が進められている,より低侵襲な逆流防止法である内視鏡的治療についても,その有効性や長期成績の評価が待たれる.
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