特集 胆膵EUS の進歩
4 .EUS‒FNA による治療(1)急性膵炎後局所合併症の治療
向井 俊太郎
1
,
祖父尼 淳
1
,
土屋 貴愛
1
,
辻 修二郎
1
,
田中 麗奈
1
,
糸井 隆夫
1
1東京医科大学臨床医学系消化器内科学分野
キーワード:
超音波内視鏡下ドレナージ
,
内視鏡的ネクロセクトミー
,
急性膵炎
,
膵仮性囊胞
,
被包化膵壊死
Keyword:
超音波内視鏡下ドレナージ
,
内視鏡的ネクロセクトミー
,
急性膵炎
,
膵仮性囊胞
,
被包化膵壊死
pp.1117-1124
発行日 2017年6月20日
Published Date 2017/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000058
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急性膵炎後局所合併症の感染例や有症状例は侵襲的ドレナージが必要となる.近年,EUS ガイド下ドレナージと内視鏡的ネクロセクトミーによる経消化管的治療が開発され,普及してきている.さらに,専用の大口径メタルステントを用いた治療や追加内視鏡ドレナージテクニックにより,多くは内視鏡治療単独で治癒可能となってきた.内視鏡技術や処置具のさらなる進歩,標準化により,安全かつ根治性の高い低侵襲治療が確立されることが望まれる.
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