特集 透析治療システムの生体適合性―基礎的知見から患者報告アウトカムまで
2.透析治療と補体
水野 正司
1
,
乙竹 聡
1
,
福井 聡介
1
,
伊藤 恭彦
2
,
金 恒秀
1
1名古屋大学大学院医学系研究科腎不全システム治療学寄附講座
2愛知医科大学腎臓・リウマチ膠原病内科
キーワード:
血液透析
,
腹膜透析
,
補体
,
補体制御
Keyword:
血液透析
,
腹膜透析
,
補体
,
補体制御
pp.227-235
発行日 2026年3月10日
Published Date 2026/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003743
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透析医療における補体系に関連した報告は,とくに血液透析(HD)において古く,1960年代に遡る.HDに関連した補体研究は,生体適合性に優れたダイアライザ開発に重要な役割を果たしており,現在でもその生体適合性の評価の一つとして補体活性化産物の測定が行われている.われわれは,腹膜透析(PD)においても治療が生体にもたらす影響を,補体系の活性制御機構への関与を明らかにすることで証明してきた.本稿ではHDを取り巻く環境における補体の関与について,そしてわれわれが注目しているPD医療における補体系への影響について概説する.

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