今月の主題 補体系
病態解説
補体と膠原病
行山 康
1
Yasushi YUKIYAMA
1
1富士通川崎病院
キーワード:
補体
,
SLE
,
RA
,
膠原病
,
補体レセプター
Keyword:
補体
,
SLE
,
RA
,
膠原病
,
補体レセプター
pp.179-183
発行日 1990年2月15日
Published Date 1990/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900043
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補体と膠原病について病態および臨床的意義について解説した.
補体は特にそのアレルギー反応に関与する作用と炎症を促進する作用の2つの面で膠原病とかかわりをもつ.SLE, RAなどの疾患では補体の変動が疾患の活動性の変化に対応するので特に臨床上重要である.補体レセプターも自己免疫疾患一般で変化があり,レセプターを含めた補体系が膠原病と深くかかわりをもつことを述べた.
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