特集 多職種連携による在宅透析医療―コメディカルの役割
2.在宅透析(HHDからPDまで)におけるチーム医療の在り方
土谷 健
1
,
川口 祐輝
2
1東京女子医科大学血液浄化療法科
2東京女子医科大学腎臓内科
キーワード:
高齢者透析
,
腎代替療法
,
腎代替療法専門指導士
,
チーム医療
Keyword:
高齢者透析
,
腎代替療法
,
腎代替療法専門指導士
,
チーム医療
pp.467-472
発行日 2025年5月10日
Published Date 2025/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003393
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現在,わが国の腎代替療法は外来通院による血液透析が全患者の98%以上を占める状況である.これに対して,「地域包括ケア」システムが推進され,もともとの生活環境で,在宅医療および訪問介護により医療を受けていく方針であり,腎代替療法も腹膜透析を中心として,在宅血液透析も併せた在宅での診療形態が進められている.その実践のためには,この領域の専門的な知識と経験に裏打ちされた多職種の連携,共同作業が不可欠である.さらに日本腹膜透析医学会の各職種の認定制度,腎代替療法専門指導士制度など,専門資格をもつ職種の参画がチーム医療をより手厚くする可能性がある.

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