特集 多職種連携による在宅透析医療―コメディカルの役割
3.腹膜透析(PD)(1)現状と医師の役割・将来展望
髙島 弘至
1
,
阿部 雅紀
1
1日本大学医学部内科学系腎臓高血圧内分泌内科学分野
キーワード:
腹膜透析
,
在宅医療
,
チーム医療
Keyword:
腹膜透析
,
在宅医療
,
チーム医療
pp.473-479
発行日 2025年5月10日
Published Date 2025/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003394
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高齢化が進む透析医療においては,在宅で行える腎代替療法としてPDの重要性が高まっている.PDは,高齢者や通院が困難な患者にとって,身体的負担を軽減して生活の質を向上させることができる透析療法である.PDは,医師,看護師,臨床工学技士,薬剤師,管理栄養士,ケアマネジャー,介護スタッフなどの多職種が連携して行うチーム医療であり,各専門職がそれぞれの視点から患者中心のケアを行うことで包括的な支援が可能になる.医師はチーム医療の一員として患者を支え,患者の生活の質を向上させるための取り組みを続けていく必要がある.

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