特集 学びなおし腹膜透析
[コラム]腹膜透析用極細内視鏡
松尾 七重
1
1東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科
キーワード:
被囊性腹膜硬化症
,
極細内視鏡
,
腹腔内観察
,
腹膜透析
Keyword:
被囊性腹膜硬化症
,
極細内視鏡
,
腹腔内観察
,
腹膜透析
pp.668-669
発行日 2024年6月10日
Published Date 2024/6/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003019
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
被囊性腹膜硬化症(EPS)は,中性液など腹膜透析(PD)の技術向上に伴いその発生率・重症度は改善されているが,いまだ発症リスクマーカーは確立されていない.そのなかで,腹腔鏡検査はPD患者の腹腔内観察の経験が蓄積され,壁側と臓側の腹膜所見の乖離,上・下腹部の所見の違い,新生膜の存在など,有益な情報が得られることが報告されている.しかし,従来の腹腔鏡検査は全身麻酔など侵襲が大きく,タイムリーに繰り返し行うことは困難であった.
Copyright © 2024, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.