特集 患者参加型医療として透析を考える―SDM とACP
11.長期透析患者の緩和ケア―透析困難例の事例紹介を中心に
西澤 欣子
1
1一陽会原田病院腎臓内科
キーワード:
CKM
,
palliative PD
,
ACP
,
SDM
,
多職種連携
Keyword:
CKM
,
palliative PD
,
ACP
,
SDM
,
多職種連携
pp.85-89
発行日 2026年1月10日
Published Date 2026/1/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003703
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
透析困難症例に対する緩和ケアの実践を通じて,CKMおよびpalliative PDの有用性と,終末期支援における多職種連携の重要性を検討した.高齢化が進む透析患者において通院困難やVA不全により血液透析継続が困難となる症例が増加している.3症例を紹介しHDから透析中止後の緩和ケアへの移行,PDからpalliative PDへの移行,VA不全によるpalliative PD導入の経過を通じ,ACPやSDMの継続的な実施と在宅療養を支える柔軟な支援体制の構築が不可欠であることが示唆された.透析患者が人生の最終段階を穏やかに迎えるためには,医療者によるsecond SDMの働きかけと,緩和ケアの視点を取り入れた腎代替療法の選択支援が求められる.

Copyright © 2026, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.

