特集 透析患者の希望(ホープ)を照らす
3.各論:ACP とSDM の重要性(3) 透析施設におけるACP およびSDM の実施状況―全国調査より
岡田 一義
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1社会医療法人川島会川島病院腎臓内科
キーワード:
アドバンス・ケア・プランニング
,
共同意思決定
,
保存的腎臓療法
Keyword:
アドバンス・ケア・プランニング
,
共同意思決定
,
保存的腎臓療法
pp.1189-1192
発行日 2023年9月10日
Published Date 2023/9/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002709
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末期腎不全患者に最良の医療とケアを提供するために,医療チームは,共同意思決定(shared decision making;SDM)のプロセスを促進するアドバンス・ケア・プランニング(advance care planning;ACP)を患者・家族等と行い,患者の意思を確認しておくことが重要である.全国の透析施設に実施した実態調査で,ACP とSDM の実施体制は約40%の施設が整備しておらず,透析の継続中止に関する関係者全員の合意形成率はSDM を十分実施すると高くなった.医療チームと家族等も合意して患者の希望を叶えるために,ACP とSDM の実施体制を整備しなければならない.
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