特集 透析患者の希望(ホープ)を照らす
4.各論:具体的なアプローチ法(1) 腎疾患患者の心理状態に基づく認知行動療法的介入―理論と臨床をつなぐことの重要性
藤本 志乃
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1ウェルビーイングのためのカウンセリングルームLe:self(リセルフ)
キーワード:
認知行動療法
,
アクセプタンス&コミットメントセラピー
,
価値
,
行動活性化
,
疾患ライフの受容段階
Keyword:
認知行動療法
,
アクセプタンス&コミットメントセラピー
,
価値
,
行動活性化
,
疾患ライフの受容段階
pp.1193-1198
発行日 2023年9月10日
Published Date 2023/9/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002710
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認知行動療法(CBT)とは,人間の認知と行動を扱う心理療法であり,腎疾患患者に対する介入として効果を示す知見も多くある.腎疾患患者の心理状態を表す疾患ライフの受容段階(喪失,拒絶・闘争,折合)に合わせて,喪失段階にはbehavioral activation(行動活性化),拒絶・闘争段階にはacceptance and commitment therapy,折合段階では,行動分析を使用したCBT という形で,CBT に基づく介入を行うことで患者は疾患と共により良く生きることが可能となる.
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