特集 日常診療で診るCKD―乗り遅れないための最新情報
CKDの予防医療
薬剤性腎障害とその予防
臼井 丈一
1
,
髙橋 真由美
2
1筑波大学医学医療系臨床医学域腎臓内科学
2筑波大学人間科学総合学術院人間総合科学群
キーワード:
薬剤性腎障害
,
急性尿細管間質性腎炎
,
鎮痛薬
,
プロトンポンプ阻害薬
Keyword:
薬剤性腎障害
,
急性尿細管間質性腎炎
,
鎮痛薬
,
プロトンポンプ阻害薬
pp.609-614
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000791
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Headline
・腎機能障害患者の診察では薬剤性腎障害を疑うことが大切である.
・治療の原則は被疑薬の中止,腎不全や電解質異常に対する対症療法である.急性尿細管間質性腎炎の場合,副腎皮質ステロイド投与を行うことがある.
・予防の原則は脱水などのリスク因子を解消したうえで薬剤投与すること,漫然とした不必要な薬剤投与を避けることである.
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