特集 特集透析患者の栄養状態と生活評価
2.実臨床における評価(3)口腔状態・嚥下機能の把握
浅井 加奈枝
1
,
藤田 美晴
1
,
幣 憲一郎
1
1京都大学医学部附属病院疾患栄養治療部・管理栄養士
キーワード:
透析
,
低栄養
,
OHAT-J
,
EAT-10
Keyword:
透析
,
低栄養
,
OHAT-J
,
EAT-10
pp.1499-1503
発行日 2022年11月10日
Published Date 2022/11/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002356
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透析患者における低栄養は生命予後の危険因子の一つである.透析患者の高齢化が進んでおり,口腔機能・嚥下機能低下を合併する患者の増加が考えられる.問題がある患者を早期に発見し適切な介入につなげることは栄養状態の維持・改善に重要である.本稿では,口腔内評価ツールとしてOHAT-J(Oral Health Assessment Tool日本語版),摂食嚥下評価ツールとしてEAT-10(Eating Assessment Tool日本語版)を紹介する.口腔機能・嚥下機能低下のスクリーニング結果と栄養スクリーニングを併用し,さまざまな職種と連携しながら患者の栄養アセスメント・介入をすることが重要である.
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