特集 慢性腎臓病の看護実践をリフレクションする
3.実践報告(10) 重度認知症患者の看護―入院後に重症化した認知症透析患者の看護
麓 真一
1
1日高会日高病院透析室・慢性疾患看護専門看護師
キーワード:
認知症
,
透析看護
,
入院看護
,
リフレクション
Keyword:
認知症
,
透析看護
,
入院看護
,
リフレクション
pp.321-325
発行日 2019年3月10日
Published Date 2019/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000833
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わが国の認知症有病者は2012 年時点で約462 万人,2025 年には約700 万人に上るといわれている.透析患者の高齢化も進むなかで,透析患者のなかでも認知症が増加していくと推察される.これらのことからも,認知症患者への透析看護は必要不可欠になるものである.今回,透析導入後に認知症を発症し,入院を機に重症化した事例のリフレクションを行った.入院中に重症化する認知症状を改善させるためには,生活環境の場が大切であることを再認識し,リフレクションを行い分析することで,認知症を患う透析患者への看護として新たな知見や知識を得て,今後の看護への足掛かりとすることができた.
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