OPINION
医学と医療学
伊東 稔
1
1矢吹病院腎臓内科
pp.133-134
発行日 2019年2月10日
Published Date 2019/2/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000791
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私の初期研修病院では,透析室での穿刺,データ管理,処方といった仕事を1 年目からさせてもらった.先輩医に基本的な事項を習い,各検査データを見て処方変更,ドライウエイト設定を行う.体重増加の多い人,検査のたびに高カリウム,高リンを呈する人がいて,そういった患者は透析室のスタッフからいつも指導を受けていた(怒られていた?).それから20 年以上の年月が経ち現在に至るわけであるが,透析医療の進歩は目覚ましいものがあった.ハイパフォーマンス膜,ESA(赤血球造血刺激因子製剤)の多様化,OL―HDF(オンライン血液透析濾過),透析液清浄化,リン吸着薬・calcimimetics の開発,等々.
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