特集 相補・代替医療へのニーズにどう対応するか
相補・代替医療の活用事例
韓国の医療システムにおける西洋医学と代替医療(韓医学)
南 銀祐
1
Unu Namu
1
1韓国高神大学保健科学部
pp.409-410
発行日 2004年5月1日
Published Date 2004/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100821
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■韓国の医療システム
韓国は面積が9万9,274km2(日本国土の27.4%)で人口は4,727.5万人(2000年)である.宗教は仏教が27%,キリスト教が24%などで,今の元首はノ・ムヒョン氏である.1人当たりの国民所得は9,770ドル (2002年) で,OECD(経済協力開発機構)には1996年で加入した.
東洋医学には長い伝統的裏付けがあり,東アジアの医療の中核として千年単位の歴史の積み重ねがある.韓国では,韓医学と西洋医学が医療として公式に認められ,対等に別々のシステムで医療サービスを提供する二元化体制が採用されている.韓国の国民が,これらのサービスを自由に選択し,受診できるシステムが確立されている.
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