特集 透析食の調理者と透析患者
2.全国各地の透析患者の食事事情(5)外食中心の60 歳代独身男性患者
戸田 千佳子
1
,
朝倉 洋平
1
,
西田 歩
2
,
森弘 卓延
1,3
1増子記念病院臨床栄養課・管理栄養士
2増子記念病院看護部
3増子記念病院腎臓内科
キーワード:
食事療法
,
単独世帯
,
血液透析
,
外食
,
宅配食
Keyword:
食事療法
,
単独世帯
,
血液透析
,
外食
,
宅配食
pp.1319-1325
発行日 2018年10月10日
Published Date 2018/10/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000686
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血液透析患者において,単独世帯は増加傾向にある.都市部に近い場所に住んでいる男性独身患者においては,利便性から外食中心の食生活となり,塩分・水分の過剰摂取が原因で体重増加過剰をきたしてしまう場合がある.今回,6 カ月間の継続的な栄養指導と透析室看護師による確認により,外食中心の食生活のまま塩分・水分コントロールが改善された1 症例を提示する.一方,単独世帯の透析患者は,食事準備や移動の負担から容易に食事摂取量が低下することもあり,本人の受け入れられるタイミングでの中食・宅配食の情報提供も必要である.
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