特集 透析患者のリハビリテーション―訓練と支援
11.地域完結型医療の現状と課題
原田 孝司
1
,
佐々木 修
1
,
一ノ瀬 浩
1
,
橋口 純一郎
1
,
舩越 哲
1
1長崎腎病院
キーワード:
介護度
,
療養環境
,
地域完結型医療
,
在宅Dr. ネット
,
人生最終段階
Keyword:
介護度
,
療養環境
,
地域完結型医療
,
在宅Dr. ネット
,
人生最終段階
pp.215-221
発行日 2018年2月10日
Published Date 2018/2/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000341
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透析患者の高齢化に伴い,在宅療養のための多職種が関わった地域完結型医療が必要である.高齢透析患者では要支援・要介護患者が増加し,療養環境はさまざまである.在宅療養のためには地域包括ケアネットワークの整備が必要である.地域によっては,在宅Dr. ネットを結成し,患者の居住地域の主治医を決め,副主治医との連携で訪問診療や緊急対応を行っている.人生最終段階における医療として,意思決定プロセスに従った事前指示書の提出による患者の意思を尊重した医療を行う必要がある.
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