今月の主題 ブレイン アタック―超急性期から維持期まで
座談会
地域完結型の脳卒中診療態勢
岡田 靖
1
,
宮本 享
2
,
原 寛美
3
,
橋本 洋一郎
4
1国立病院九州医療センター脳血管内科
2国立循環器病センター脳神経外科
3相澤病院リハビリテーションセンター
4熊本市立熊本市民病院神経内科
pp.1219-1232
発行日 2003年7月10日
Published Date 2003/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102139
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橋本(司会) 本日はお忙しいなか,ありがとうございます.日本脳卒中学会が日本医学会の加盟団体になり,専門医制度が始まるなど,ようやく制度的に学会も大きく動き始めたなかで,本座談会が開催できることを非常にうれしく思います.
■現在の脳卒中診療の問題点
橋本 わが国の脳卒中医療には表1に示すような問題点があります.多数の脳卒中患者を24時間断らずに受け入れて,かつ高度先進医療,最高の医療を提供する,急性期脳卒中治療施設が少ないのが現状です.
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