Japanese
English
特集 外科医に求められるチーム医療Practice
外来がん化学療法におけるチーム医療と外科
Practice in surgeon for multidisciplinary treatment in outpatient chemotherapy
中村 吉昭
1
,
川口 英俊
1
,
田中 仁寛
1
,
塩谷 聡子
1
,
古閑 知奈美
1
,
重松 英朗
1
,
森 恵美子
1
,
西村 純子
1
,
大野 真司
1
Yoshiaki NAKAMURA
1
1国立病院機構九州がんセンター乳腺科
キーワード:
外来化学療法
,
チーム医療
,
「安楽・納得・安心」
,
地域完結型医療
,
全人的医療
Keyword:
外来化学療法
,
チーム医療
,
「安楽・納得・安心」
,
地域完結型医療
,
全人的医療
pp.1225-1233
発行日 2009年9月20日
Published Date 2009/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102688
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要旨:社会・家庭生活を営みながら化学療法を行いたいという患者のニーズや,医療費の削減,適切な病床管理についての社会のニーズに応じるために,今後ますます外来化学療法の需要は増していくと予想される(vision).医療スタッフと患者が良好な関係を築き,必要な説明や副作用対策を行いつつ「生活者」としての患者を支えることで「安楽,納得,安心」の外来化学療法を実現することが可能となる.また,安全で確実な化学療法のためのシステムの構築や,ガイドライン,evidence-based medicine(EBM)による標準治療の実施も必要とされている.効率的なコミュニケーションをとることで情報を共有し,新たに求められている地域完結型チーム医療の目的である患者中心の全人的医療,そして患者が満足できる医療を実現していくことが使命(mission)であると考えられる.
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